コラム

【官民一体で都民芸術文化を盛り上げ!】ARTS COUNCIL助成金(芸能文化魅力創出助成プログラム)

2024.04.03[事業支援]


ARTS COUNCILのほかの助成プログラムについては
こちらのコラムでご紹介しています。
 ⇒
東京芸術文化創造発信助成プログラム
 ⇒
芸術文化社会支援助成プログラム
 ⇒
伝統芸能体験活動助成プログラム
 ⇒地域芸術文化活動応援助成プログラム

 ⇒東京ライブ・ステージ応援助成プログラム



【都内芸術文化を盛り上げる取り組みをサポート】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
ライブから伝統芸能まで、
幅広くエンターテイメント取り組み
をサポートする、
ARTS COUNCIL(アーツカウンシル)助成金
各助成枠のグランドルールが順次公開、
申請受付がスタートしています。

ジャンルを問わず
芸術文化イベントを
より知ってもらうためには、
興味を持ってもらえるためには
という探求は、
主催や関係する事業者さまの永遠のテーマ
と言えるのではないでしょうか。

こうした思いに対して
ARTS COUNCILが用意する助成枠が、

各ジャンルのフェスやアートなど
東京の魅力を発信できる
革新的プロジェクト活動
をサポートする

芸術文化魅力創出助成プログラム

です。

本コラムでは、
アーツカウンシル東京が展開する
この助成枠について、
最新グランドルールをもとに、ご紹介します。
※東京都外の地方を対象事業とした
 ARTS COUNCIL助成プログラムもございます。

 ⇒
当事務所までご相談ください。




【芸術文化魅力創出助成プログラムとは】

アーツカウンシル東京が展開する
芸術文化魅力創出助成プログラムとは、

官民一体となって
世界に誇る芸術文化都市の実現

を目的として、
都内で開催する
多くの団体や参加者がともに作り上 げる
様々なジャンルの
フェスティバルやアートプロジェクト
などの創造活動
東京の 魅力として発信力・持続力のある
革新的なプロジェクト

などにかかる活動経費の一部をサポート
するものです。

多くの都民の皆さまが
さまざまな芸術文化に
触れ、楽しんでもらうことで
東京の都市としての魅力アップにつながる。
ひいては、
多くのアーティストやクリエイター
もサポートできる。
という、
ARTS COUNCILのなかでも
非常に興味深いコンセプトとなっています。




【芸術文化魅力創出助成プログラムのグランドルール】

芸術文化魅力創出助成プログラムは、
複数の団体やアーティストが参加し
都内で開催される芸術文化イベント

をサポートするものです。

この助成プログラムは、
短期=1年の事業がターゲットとなります。
今年は申請できるチャンスが2回
ございます。



<助成金額、助成率>
採択決定した事業者は
MAX2,000万円
の助成を受けられ、
助成率は1/2
となっています。

さらに、この助成プログラムは、
これら助成限度とは別に
上限付きでサポート費の助成が
実費で受けられます。


MAX助成額と
サポート費をフルで受けられるとすれば
MAX2,320万円までサポートが見込め、
事業者の皆さまにとって
大きなバックアップとなることは
間違いありません。



<助成対象ジャンル>
次の13ジャンルがラインナップされています。



<助成対象事業>
都内開催&一般公開をともなう
地域芸術文化活動
で、
次の要件が求められます。



具体的な事業モデルとして、
次のようなものが挙げられます。



また、
助成対象事業の実施期間が定められています。
対象実施期間から外れる取り組みや
発生経費は助成対象外

となることに注意しましょう。

申請事業の実施期間は、
採択される公募時期によって異なります。
※4月3日現在、
 第2回公募が予定されていますが、
 具体的な実施期間は未定です。






<助成対象者>
芸術文化魅力創出助成プログラム
都内に本社や拠点がある団体
を助成対象としています。
団体は法人格があるかどうかを問われません。
地方公共団体や個人は助成対象外
となります。




このプログラムで定義される
団体は、
次の要件をクリアすることが必要です。


※申請事業を
 複数の団体が共催とする場合は、
 独立したプロダクション・作品として参画
 することが必要です。


<助成対象経費>
次の経費が助成対象となります。



この助成プログラムでは、
申請時に希望することで、
2種類のサポート費
各MAX額まで実費サポート対象となります。
※昨年展開されていた鑑賞サポート費は
 今年この助成プログラムからは外れ、
 別プログラムとなる予定です。


<申請>
オンライン申請
となり、
複数申請OKですが、採択される事業は1件のみ
となります。
いかなる理由であっても
郵送や持ち込み申請は認められない

ですので、注意しましょう。

また今年の公募は2回となっており、
初回公募として
3月28日より申請受付スタート
5月15日が申請締め切りとなります。
※第2回公募の申請受付は8月頃の予定です。






【芸術文化魅力創出助成プログラムの審査】

申請事業は
外部有識者の意見をふまえて
3段階の選考を経て審査されます。
特に最終審査では
審査会によるヒアリングがおこなわれ
プレゼンテーションのアピールが必要
であることに、注意しましょう。

<公募ガイドライン:申請から助成フロー>



芸術文化魅力創出助成プログラム
においての採択につながる審査ポイントとしては、
実現性を兼ねており、
影響力・波及力
将来性・継承性、革新性・独創性

といった要素が
申請事業に総合的に備わっている
ことが望ましいです。

事業の計画性はもちろん、
あらゆる方が楽しめ、地域活性につながる
グローバルな東京の魅力発信
継続的に活動でき
次世代関係者の育成
長期的視点での影響力

をアピールできる事業が
採択につながると考えます。


※上記一覧にチェックがない要素であっても
 なくてもOKというわけではなく、
 個々に審査、評価されます。


また、
十分な収入が見込まれ
サポートの必要がない事業は助成対象外

という審査方針となっていますので、
この点を踏まえた収支計画を立てることが
重要です。




【初回申請受付がスタート!ご活用ください】

芸術文化魅力創出助成プログラムは、
多くの都民の皆さまが触れ、楽しめる
芸術文化活動をサポートするもので、
東京の芸術文化とその担い手を
官民一体で支え、
ひいては
東京を世界に誇れる芸術文化都市とする
という壮大な制度目的が掲げられています。

多くの関係者さまが
参加者とともに作り上げる
フェスティバルや創造活動、
東京の魅力発信プロジェクト
など、
明日の日本をうらなう芸術文化を
強力にサポートする
この助成プログラムに、
是非ご注目いただきたいです。

公募は2回チャンスがあり
事業の実施期間が異なりますので、
事業者さまがご構想中の
事業スケジュールにフィットするタイミング
をチェックされつつ、
この助成プログラムをご活用ください。

WINDS行政書士事務所は
ARTS COUNCIL助成金をはじめ、
エンタメや芸術文化活動を支える
各助成金、補助金申請において
サポートを承っております。
どうぞお気軽にご相談ください。