コラム

JLOX補助金第4回公募採択結果

2023.10.16[事業支援]


※JLOX補助金グランドルール
 要件や申請Q&Aについて
 以前のコラムでご紹介しています。
 ⇒
こちらからご覧ください。


※過去公募回の採択結果は、
 以前のコラムでご紹介しています。

 初回公募
 
第2回公募

   第3回公募

※ビジネスモデル枠の各要件や申請について
 コラムにてご紹介しています。
 ⇒
【大規模エンタメをサポート】JLOX補助金ビジネスモデル枠




【ラストチャンス!第4回公募採択結果】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
JLOX補助金で今年度最終回となる
第4回公募の採択結果が発表されました。


第3回公募においての採択率は
23.5%
採択点数のボーダーラインは
105点/110点満点(前回公募と同ポイント)

となりました。


当事務所でサポートさせて頂いた
事業者さまのうち、
この度9割の皆さまが
無事採択決定となりました。
本当におめでとうございました。


<JLOX第4回公募採択結果>



前回公募の結果公表直後に
私がコラムで立てていました、

今回の採択ボーダーラインの予想は的中
となりました。

JLOX補助金の前身ともいえる
2022年度のJ-LODlive補助金のうち、
(3)収益基盤強化枠では5回
公募が用意されていましたところ、
今年度のJLOX補助金は4回と
申請チャンスがひとつ少なく、
その評価方法、採択率も
両方の補助金でははっきりとした違い
がありました。

JLOX補助金の申請や審査基準は
JLODlive補助金とは別のもの

であることを改めて認識しています。




【行政書士が分析!第4回公募審査結果】

私が申請サポートする行政書士の立場から

今回の審査結果を分析し、
次のふたつの特徴を確認できました


①下がらない採択ボーダーライン
これまでの募集回の結果をふまえて
第4回公募の審査は予想どおり、


第3回公募まで引き上がった
採択ボーダーラインが強く意識され、
最終回となる今回の公募で、
高ポイントを獲得した申請が多くなった


なか、審査側としては、


ボーダーラインは一定のレベルを維持
する必要性がある一方、
もし前回以上にボーダーラインを上げれば
獲得ポイントありきの審査
と受け取られるおそれがあり、

105ポイントという
ボーダーラインに落ち着いた


と推測します。


②審査チェックポイントの変化
採択ボーダーラインは
2回公募連続で同ポイント数ではあったものの

第3回公募と比べてひとつの明らかな変化
を確認しました。
それは、


ある特定の審査項目の評価が
大幅に厳しくなり、
その項目においてポイントがとりづらく
なっている


ことでした。
ここでの推測としては、

本来の補助制度の目的を鑑み
獲得ポイントありきの審査とならないよう
事業の合理性も再度重要視した

結果、

従来の公募回と同じレベル感で対応すれば
確実に獲得できているはずのポイントが
獲得できなければ当然、
採択ボーダーラインが同じであっても
そのラインに届かない


ということになり、

最終公募回では
高いレベルの申請が
より高い審査レベルで
ふるいにかけられた


のではないでしょうか。




【エンタメ補助金は来年も続きます】

3月からスタートしたJLOX補助金は、

これまでの数ある補助制度の中でも
屈指の難易度となる補助金

であったことは、間違いありません。

やけに審査厳しくない?
事務局から聞いたとおりに対応したのに
どうしてこの審査項目は評価されなかったの?
〇ポイント取れると思ってたのに
どうして〇ポイントしか取れなかったの?


審査のシステムや結果について、
先週末より各事業者の皆さまから
こうしたご相談を多数いただいております。


まず、採択された事業者さま。
難易度の高い審査をクリアされ、
本当におめでとうございました。
今後は、申請イベントの実施を経て、
実績報告作業が待っています。
実績報告作業は
申請とは比べものにならないほど
の作業ボリュームを要します。
取りこぼしのないよう、準備をお進めください。
当事務所でも
実績報告作業についてのご相談、サポート依頼
を引き続き承っております。


そして、残念ながら今回、
採択見送りとなってしまった事業者さま。
JLODlive補助金やAFF(ARTS for the future!)
など、
これまでも毎年エンタメ向け補助金が
展開されており、来年度もまた、
経済産業省や文化庁で
一定額の予算が確保されていますので、
類似、またはさらにグレードアップ版の
補助金・助成金が創設されることでしょう。
そのためにも、
今年展開されてきたJLOX補助金を
より良く知ることは、
来年の補助金申請に向けての
十分な対策となるはずです。

そんな今後の補助金申請のために
今回の申請結果を分析しておきたい
というリクエストがございましたら
当事務所で分析カウンセリングを承りますので
お気軽にご相談ください。


WINDS行政書士事務所は、
来年度もさまざまな事業者さまに有効な
さまざまな補助制度の動向を注視しつつ、
引き続き情報の発信、申請サポート
をさせていただきます。