コラム

【コンテンツシステム開発・導入】JLOX補助金コンテンツシステムサポート

2023.09.22[事業支援]


※ライブエンタメサポート
 (一般枠、ビジネスモデル枠)
 については、こちらのコラムでご紹介しています。
 ⇒
【2023年エンタメ補助金】JLOX補助金

 ⇒【大規模エンタメをサポート】JLOX補助金ビジネスモデル枠PART1

※JLOX補助金映画制作サポートについては
 こちらのコラムで
ご紹介しています。
 ⇒
【映画制作向け①】JLOX補助金映画制作サポート
 ⇒
【映画制作向け②】JLOX補助金映画ロケ誘致サポート
※JLOX補助金ブランデッドコンテンツサポートについては
 
こちらのコラム
ご紹介しています。





【コンテンツシステムの開発と導入をサポート!】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
ライブイベントから映像制作まで
エンターテイメントを幅広くサポートする、
JLOX補助金

現代において、
エンターテイメントを表現する場所としては、
会場だけにとどまらず、
さまざまな媒体を通したコンテンツ
も重要となりました。
クリエイターやアーティストが望む形で
エンタメのすべて表現方法を
皆さまにお届けするためには、
コンテンツシステムの開発や導入が欠かせません。

そうしたシステム開発や導入にかかるコストを
補助するサポートプログラムが、
JLOX補助金にも設けられました。
それが、

コンテンツ製作の生産性向上に資する
システムの開発・実証を行う事業サポート


です。
この秋から新たに加わったサポートプログラム
を本コラムで解説します。




【コンテンツシステムプログラムのグランドルール】

1⃣制度目的
コンテンツシステムサポートプログラムは、
web3.0(ブロックチェーン技術等)や
AI(生成系 AI を含む)

をはじめとする新技術導入
などによって、
コンテンツ製作・流通工程の効率アップ、強化
に資するシステム開発・実証
業界内の普及促進となる取り組み
(=コンテンツ業界のDX)
をサポート
するプログラムで、
コンテンツ産業の持続的発展となる
エコシステム構築
や、ひいては
クリエイターをはじめとするコンテンツ制作者
の事業環境の健全化

の促進を目的としています。

採択基準の方向性に関して事務局は、

コンテンツ業界への
ハレーションが大きい

業界構造を大きく変革できる事業だけ
を採択
する


と、明言しています。

<公募要項:制度目的イメージ>


2⃣補助対象事業
コンテンツシステムサポートプログラムで
補助され得る事業は
次の要件を満たす
システム開発・実証または導入事業
です。



3⃣申請対象者
コンテンツシステムサポートプログラム
の申請対象者は、
以下の条件を満たす法人・団体となります。



4⃣補助金額と補助率
コンテンツシステムサポートプログラムの
補助率は対象経費の50%
MAX補助金額は1社につき5,000万円

です。
補助対象経費としては金額要件がないので
少額案件であったとしても補助対象となります。

ただし、
既存システムの業界導入のみの場合は
MAX補助金額が1社につき300万円
まで下がります。


また、
システムの開発から実証、導入までの
全フェーズをおこなう事業を申請する場合、
導入経費のMAX補助金額は
1社につき300万円までとなります

ので、
申請の際に提出する収支計画書では、
開発・実証と導入にかかる各費用の切り分けを
おこなうことが求められます。

5⃣補助対象経費
コンテンツシステムサポートプログラムの
補助対象経費は、次のとおりとなります。
基本的には、
事業者自身が支出し
交付決定日以降に発生するものが対象経費

=概算払い制度がない
となり、
経費によっては
補助対象金額に制限がかかる
ことがある
ことに注意したいところです。
⇒当事務所までご相談ください。

<公募要項:補助対象経費>


<公募要項:補助対象外経費>



6⃣対象事業期間
コンテンツシステムサポートプログラム
の対象事業は
採択決定日から2024年2月29日まで
におこなうものです。
5⃣で説明しましたとおり
このサポートプログラムには概算払いがない
ため、経費の発生が早まらないよう、
綿密に収支計画を立てていく
必要があるでしょう。
※審査結果通知は、
 申請募集回に合わせて異なります。





【コンテンツシステムサポートの申請フロー】

コンテンツシステムサポートプログラム
の申請は

オンライン申請でおこないます。
申請件数は、各要件を満たす前提であれば、
制限はありません。

申請システムは、
jGrantsが採用されます。
※jGrants申請においては、
 事前に
gBizIDプライムアカウントの取得
 が必要です。


申請時には、
事前に
事業者登録をおこないます。

申請受付期間は2回となり、
初回公募は9月20日よりスタート
しています。


<公募要項:補助金スケジュール>

無事に採択された申請事業は、
2024年2月29日までに、
成果物や会計書類とともに
実績報告をあげなければなりません。

実績報告された事業は
外部審査委員会による確定検査を経て、
最終的な補助金額が確定します。
※確定検査を終えた補助金は
 遅くとも2024年3月29日までに
 指定口座に入金されます。


<公募要項:JLOX補助金のながれ>





【採択における重要要素】

コンテンツシステムサポートプログラム
において、採択され得る審査基準は、

事業内容
実施スケジュールや体制
作業工程の生産性
将来的なビジネス展開
新規性・必然性


の5つで構成され、
これらの基準にてらして総合的に審査されます。

<公募要項:システム開発や導入における審査ポイント>


これらの審査基準から読み取ると、

適正&合理的な事業計画
十分な組織体制と資金管理
システムを活用した中長期的なビジネス展望
業界ハレーションの見通し
バックグラウンドが堅い画期的な開発モデル

といったアピールができ、
2月中にシステム開発や導入工程が完了できるか


といった点が、重要ポイントになるでしょう。

最終募集回の申請期限は11月中旬と、
慌ただしい申請スケジュールとなりますので、
これらのポイントを念頭において
申請準備を重ねていくべきと考えます。




【すでに公募はスタート!申請はおはやめに!】

制作映像の表現の場として、
また事業戦略のうえでも、
今やコンテンツは重要要素と言えます。
そのコンテンツのシステム開発や導入
におけるプロセスやコストパフォーマンスは
映像ビジネスの成功のカギとなります。

今年度誕生したJLOX補助金が
コンテンツシステム事業者の皆さまを
強力に後押ししてくれることは、
間違いありません。
すでに初回公募は受付が始まっており、
11月中旬まで申請可能ですので、
本コラムをご参考のうえ、
是非検討されてみてください。

WINDS行政書士事務所は、
豊富な採択実績と申請、実績報告のノウハウ
を強みとして、
JLOX補助金の全申請枠において
サポート対、相談対応しています。
どうぞお気軽にご相談ください。