コラム

【オミクロン株の脅威】外国人新規入国の停止

2021.12.01[VISA]




【急転直下!外国人の新規入国停止】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。

日本や海外諸国の
コロナ感染者数が低減され、
水際対策の緩和がスタートしていましたが、

11月30日0時より
外国人の新規入国は停止


となり、
日本以外の世界各国も一転、
水際対策の強化に入りました。

11月上旬の入国規制緩和から
わずか3週間後のスピード対応となった、
今回の措置。

渡航や日本への入国を目指す方は
水際対策の強化詳細や原因、
今後の展望を
しっかりと確認していくことが大切です。




【水際対策の再強化】

日本の入国における水際対策は
11月30日0時より
再強化となりました。

今回の再強化策は、
強制隔離の拡大
ワクチンの入国措置緩和無効

など、
次のとおりとなります。
まるで、
緊急事態宣言下に戻ったかのような
厳しい対応となっていることがわかります。


<外務省:11月30日現在水際強化措置指定国と地域>


皆さまが待ち望んでいるであろう、
観光による渡航
VISA免除の入国

についても、
今回の措置によって
再開はもう少し先となるでしょう。

ちなみに、
政府が計画している
水際対策強化の期間については、
当面ひと月
をめどに考えているようです。

一方、
特段の事情
と認められる
次のようなケースに該当の皆さまは、
比較的認められる可能性があります。



ただし、
現在行政にて
特段の事情という定義を
厳格化しての適用
を求める動き
もあるようです。
産経新聞の記事





【警戒レベルMAX、オミクロン株】

今回政府が、
水際対策の再強化にすばやく舵を取ったのは、
新型コロナウイルスの変異種である
オミクロン株
の存在によるものです。

オミクロン株とは、
新型コロナウイルスの変異ウイルスで、
南アフリカで確認されています。

国立感染症研究所の解説によると、
ウイルスの表面にある
スパイクたんぱく質の部分に、
これまでの変異ウイルスの中で最も多い
30か所の変異が確認されており、
遺伝子の一部が欠損するなどしている
そうです。
スパイクたんぱく質とは、
 ウイルスの突起のような形状で
 ヒトの細胞に入り込む際に最初に結合
 する部分を言い、
 ワクチンによる抗体が目印となります。


そんなオミクロン株は、
従来の変異種と比べても
性質が格段に違い、

従来種に比べて感染力が強い
すでに感染して抗体ができた人も
また感染してしまう
ワクチンの効果が下がる


リスクが高いとのこと。
デルタ株に続き、
警戒すべきウイルスである
ことだけは確かです。

オミクロン株の発生確認から、
この変異種の性質や
どの範囲の人がどれだけ
感染しているかの検証の必要性
また、
変異種対策のためのいち早い準備
を目指すため、
日本をはじめ、世界各国が
スピーディに水際対策を強化しています。




【入国と緩和措置の再開を目指して】

日本は現在、
新型コロナウイルス感染者数は
減ってきてはいるものの、
冬場の感染拡大を経験しています。

オミクロン株がきっかけで
感染第6波の発生とならないよう、
私たちひとりひとりも、
これまで続けている感染対策を
引き続きおこなって、
早期の渡航緩和再開につなげたいところです。

入国予定の外国人の皆さま
受け入れる企業や団体の皆さま
は、
それぞれが
水際対策強化期間中にできる準備をおこなって
万全の体制をととのえておくことが大切です。

WINDS行政書士事務所でも、
VISA申請や渡航に向けた
ネクストステップをサポートしております。
対応方法や準備について迷いがある方は、
お気軽にご相談ください。