コラム

VISAのオンライン申請サービスが進化します

2020.01.22[VISA]



【VISAのオンライン申請が変わろうとしています】


こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。

ビザにおける申請は、出入国管理庁に対して行うもので、
私たち行政書士は、外国人の方と出入国管理庁を取り次ぐ立場として、
申請のお手伝いをさせて頂いております。

現在、申請の一部については、2019年7月よりオンラインで行うことができますが、
2020年に入ってから、より幅広い内容の申請ができるよう検討がされていることは、
ご存じでしょうか。

【オンライン申請誕生の経緯】

2018年6月、「未来投資戦略2018」が閣議決定されました。
この戦略において、外国人を適正に雇用しよう、
また外国人の雇用状況を届け出る所属機関を対象に、
外国人本人に代わって手続きを行うことができる、
ビザ手続きのオンライン申請を始めよう、という検討が始まり、整備が進められてきました。

オンライン申請の手続きは、翌2019年3月には事前申込手続きの受付を開始、
4か月後の7月より運用がスタートし、現在に至ります。


【現在のオンライン申請の仕組み】

<対象の申請>
オンラインでできる申請は、以下3種類です。
 
 ※オンライン申請は、事前に「利用申出」の手続きがないとできません。
 ※②と③の申請は、あくまで①の申請と同時に行うという条件とされています。
 ※③の申請は、出入国管理及び難民認定法施行規則第19条第5項第1号に該当する場合に限られます。



<対象のビザ>
申請ができるビザは、以下22種類です。
 
 ※外交、特定技能、短期滞在は対象外です。
 ※特定活動は、一定の告示で定められているものに限られます。


 
<オンライン申請手続きを使用できる者>
オンラインを使って申請手続きができるのは、以下の者のみです。
 
 ※①は外国人本人、または外国人の法定代理人から依頼を受けていることが必要です。
 ※②③は①の方から依頼を受けていることが必要です。



【オンライン申請の今後??】


方向性としては、下の図のような構想が検討されています。
これらは現在、意見公募手続(パブリックコメント)を募集中です。
早ければ、今年の3月にはこのような形でオンライン申請ができることになります。

 

※e-GOVにて詳細が掲示されています⇒こちら

ビザのオンライン手続きが使用できる者は限定されています。

この手続きにより、通常よりもさらにスピーディーな申請対応を行うことができるほか、
申請前の段階においても、様々な要件に合わせて要件のチェック、
書類のサポート対応をさせていただきます。

WINDS行政書士事務所まで、お気軽にご相談ください。