コラム

【待望のサポートプログラム再び!】JLOX+補助金2025(国内映像制作プログラム)

2025.06.04[事業支援]





【業界待望のサポートプログラムが再び!】

こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。

クリエイターや事業者の
コンテンツビジネス海外展開を
強力にサポートする、JLOX+補助金。
すでに4つのサポートプログラムが
2024年から引き続き、
今年もこの春から展開されています。
5月までは
4つのサポートプログラムが展開継続
しているなか、

映像制作や企画のサポートプログラムはいつから?
今年のJLOX+は映像制作サポートやらないの??


といった、
事業者の皆さまのお問い合わせ、ご相談を
多数いただいていましたが、
先週、
これらのサポートプログラムが
ようやく展開再開すると公表され、
2025年度バージョンも昨年度とほぼ同じ
6種類のサポートプログラムが出揃いました。
VIPO:JLOX+補助金2025サポートプログラムラインナップ

これを受けて早速ご紹介したいのが、
昨年度、当事務所にご相談、ご依頼が殺到した

国内映像制作

サポートプログラムです。

映像・ゲーム業界にとっては待望。
そしてそれに応える展開継続。
まさに、JLOX+補助金の顔とも呼べる
このサポートプログラムを
最新ルールに沿ってご紹介します。




【国内映像制作プログラムのグランドルール】

1⃣制度目的
国内映像制作サポートプログラムは、
グローバルマーケットへの進出に向けて
ハイクオリティな映像作品の国内制作
取り組みをサポートすることで、
映像コンテンツの国際競争力&収益基盤強化
に向けた取り組みの促進
を目的としています。

<公募要項:制度目的イメージ>


2⃣補助対象事業
国内映像制作サポートプログラム
の対象事業は、

海外展開を念頭においた
国内での
映像・ゲームコンテンツ制作

=プロダクション&ポストプロダクション
事業


です。



活用メディアやデバイスは、
劇場公開やプラットフォーム配信など
も含め、制限がありません。


<公募要項:補助対象コンテンツ>


コンテンツ制作を
企画段階からご構想の事業でしたら、
事業フェーズや対象経費を明確に区別
することで、
このサポートプログラムとは別の
国内映像企画開発サポートプログラム
(プリプロダクション)
も合わせてご活用いただけます。


コンテンツの制作プロセスにおける
クラウドファンディングや
海外パートナーによる資金調達
製作委員会の立ち上げ

なども認められます。

<公募要項:補助対象事業の商流例>


さらに、申請事業には
一定の規模要件が定義されています。



一方、
以下のコンテンツは
補助対象外となります。



3⃣補助対象者
国内映像制作サポートプログラム
の補助対象者は、
以下の条件を満たす

国内設立法人

となります。


※上記制作コストに
 P&A(フィルムプリント・広告)費は
 含まれません。


コンソーシアムや製作・実行委員会自体は
補助対象から外れます

が、
その半分以上の制作活動を担っている
ような中心参画事業者であれば補助対象
となり、申請OKです。



4⃣補助金額と補助率
国内映像制作サポートプログラムは

補助率50%
MAX補助金額2億円/案件


となります。

<公募要項:経費負担イメージと補助率>


申請件数に制限はありません
が、
1申請者あたりのMAX補助金額は4億円

と制限がかかりますので、注意しましょう。

5⃣補助対象経費
国内映像制作サポートプログラムの
補助対象/対象外経費は、次のとおりです。

<公募要項:補助対象経費(映像・ゲーム)>



<公募要項:補助対象外経費>


基本的には
事業者自身が
交付決定日~事業完了日までに
発生し
期間中に原則銀行振込で支払った経費
が対象

=概算払い制度なし
となり、
経費によっては
補助対象金額に制限がかかる
また、
社内人件費は
事業従業者ごとに
健保等級単価算出したもので

業務日誌などで可視化できる書類が必要

ことに注意したいところです。
当事務所までご相談ください。



6⃣補助対象期間
国内映像制作サポートプログラムの
対象事業期間は
採択決定日から2026年1月31日まで
です。
※初回公募の審査結果は、
 7月25日を予定しています。


<公募要項:補助金支払いまでのながれ>


このサポートプログラムには
概算払いがありません

ので、
経費の発生、支払い時期に留意しながら
綿密に収支計画を立てていく
必要があるでしょう。




【国内映像制作サポートの申請フロー】

国内映像制作サポートプログラムの申請は
jGrantsを使用しオンラインでおこないます
ので、
申請者は事前に
gBizIDプライムアカウントの取得
が必要となります。

※jGrantsについては、
 
以前のコラムでも詳しく解説しています。

申請時には、
事前に事業者登録をおこないます。

今年度の
申請受付期間は初回公募の1回のみ
6月9日から6月27日まで受付
の予定ですが、
予算の消化状況によって、
公募回追加の可能性もあります。
当事務所までご相談ください。

<公募要項:補助金スケジュール>


採択決定された事業者は、事業を実施した後、
作業完了日から90日以内
or
2026年1月31日17時

のいずれか早い方
まで
に、
成果物や会計書類とともに
実績報告をあげなければなりません。

実績報告された事業は
外部審査委員会による確定検査を経て、
最終的な補助金額が確定します。
※確定検査を終えた補助金は
 遅くとも2026年3月31日までに
 指定口座に入金されます。


<公募要項:JLOX+補助金のながれ>


<公募要項:採択者が提出するおもな証憑物>


※確定検査の状況によっては、
 これら以外の書類も
 提出を求められる場合があります。





【採択の決め手となる審査ポイントは?】

国内映像制作サポートプログラムは、

コンテンツ力
海外展開への戦略性
事業内容
費用の合理性


の4つが基準軸として、
申請事業が総合的に審査されます。

<公募要項:審査基準別審査ポイント>


映像作品としてのクオリティ
中長期的な事業戦略の見通し

に加えて、
海外展開に向けての戦略性
が事業計画書や収支計画
でアピールできるか


が採択ポイントの中心であり、
さらに今年度からは
補助金の必然性
が審査項目に追加されており、
これらのポイントに注意して
事業をアピールしたいところです。

また、該当するものがあれば、
各基準ごとに設定されている加点項目
最大限アピールしたいところです。




【数少ないエンタメ補助金で映像コンテンツ展開力アップ!】

業界待望のJLOX+補助金
国内映像制作サポートプログラムが
いよいよ来週から受付スタートします。
コンテンツの
プロダクション、ポストプロダクション
フェーズにかかるコストを
強力にバックアップする制度
であることは、間違いありません。

コロナ禍も過去のものとなり、
制作現場からユーザーまで
さまざまなデバイスで
関わり、触れることが多くなった
映像コンテンツを
この補助制度でさらに高く押し上げ、
業界全体を盛り上げていただくため、
事業者の皆さまは是非
このチャンスをご活用ください。

WINDS行政書士事務所は、
JLOX+補助金の各申請枠において
最新ルールに沿った対応サポート、
コンサルティングを承っております。
申請、採択実績に裏打ちされた
専門家のノウハウとサポートを
この機会に是非ご活用ください。