【2026年システムリニューアル】VISAオンライン申請が新しくなりました!
2026.01.07[VISA]

【2026年VISAオンライン申請がリニューアル!】
こんにちは。西新宿の行政書士、田中良秋です。
稼働から6年経ち、現在運用中の、
VISA申請オンラインシステム
(在留申請オンラインシステム)。
私たち行政書士だけでなく、
関係機関職員や外国人の皆さまも利用できる
このシステムが、
この1月からリニューアルされました。
私も年明け早々すぐ利用していますが、
従来の機能が大幅にブラッシュアップされ
手続きも非常に便利になった印象を受けています。
本コラムでは
年明け早々立ち上がる新システムの
リニューアル内容や注意ポイントを
行政書士が実際に利用してみて感じたこと
もまじえて、解説します。

【メリットしかない!VISA申請オンラインシステム】
VISA申請オンラインシステム
(在留申請オンラインシステム)は、
2019年7月から運用スタートして
約6年半経ちました。
当初は
私たち行政書士や弁護士、
法人や機関の職員のみが利用可能者でしたが、
2022年3月からは
マイナンバーカードの保有を条件に
外国人本人も利用することができる
ようになっています。
通常のVISA申請は
最寄りの出入国在留管理局に出向き、
申請受付カウンターで
紙の書類を揃えて提出のうえ
対面で申請する必要がありますが、
VISA申請オンラインシステムを利用すれば
インターネットでVISA申請や届出
が可能となり
手間やコストが低減される
のが、
利用者にとって大きなメリット
と言えるでしょう。
<出入国在留管理庁:オンライン手続きのながれとメリット>


※VISAオンライン申請については、
こちらのコラムで詳しく解説しています。

【ここに注目!システムリニューアルポイント】
VISA申請オンラインシステムは
これまでの利用者からの意見を反映し、
使いやすさアップ
書類提出や管理の負担軽減
申請作業の明確化&効率化
を目的として、
大規模なシステムリニューアル
がおこなわれ、
2026年1月5日より新システムが稼働しました。
行政書士として、
私も業務上、
オンライン申請を取り扱っていますが、
新システムに触れてみて
かなり使いやすく、さらに便利になっているな
と感じました。
今回、私が注目したリニューアルポイントは、
次の6つです。

①申請画面がリニューアル
システムリニューアルにともなって
ヴィジュアルが一新されています。
早速ログインページから比べてみましょう。
従来のシステムは以下のようになっていました。
目に優しそうなパステル基調の画面ですが、
若干ボヤっとした印象も否めません。
<旧システムログイン画面>

これに対して、
リニューアル後のシステムは
以下のようになっています。
インディゴブルーのポイントカラーが
効いていて、
全体的に見やすい印象を受けます。
<新システムログイン画面>

<私も無事に新システムにログインできました!>

ちなみに配色は
インディゴブルーがデフォルトですが
ほかにもイエロー、ブラック
と設定変更ができます。
②見直された入力項目が反映
VISAオンライン申請では、
申請書を作成する必要がなく、
その代わりに、
申請項目をインプット
する必要があります。
この入力項目インプットの方法は、
1項目ずつ入力
(複数申請の場合)ファイル利用で一括入力
と、2パターンありますが、
通常申請で提出される
申請書の項目内容とのアンマッチ
がささやかれていました。
これを受け、今年からは、
インプット項目が申請書内容と原則合致
し、金額項目の単位は円に統一
されており、
入力エラーポイントもわかりやすく
なりました。
これで、
申請書内容を事前にチェックして
申請準備しているユーザーは、
どのフェーズでなにをインプットすればいいか
エラーはどのように解消すればいいか
がわかりやすくなる
ので、オンライン申請もスムーズになりますね。
<出入国在留管理庁:申請入力項目の見直し>


さらに、このリニューアルを機に
一括入力用テンプレートファイルは
新フォーマットにカスタマイズ
配偶者VISA、定住者VISA向け
VISA関連のほかの申請向け
のテンプレートファイルを新設
と、機能も充実します。
上記の一括入力用ファイルは
新システム用のものが1月6日付でリリース
されたばかりで、
私も年明けから早速業務で使用しています。
従来システム用の一括入力用ファイルは
新システムでは使用できません
ので、気を付けましょう。
<出入国在留管理庁:一括入力申請プロセスの改修>

③ファイルアップロード機能が大幅改善
VISAオンライン申請では、
申請項目入力
必要書類データなどのアップロード
をおこなう必要があります。
※書類はPDF形式
証明写真はJPEG形式
でのファイルアップロードが求められます。
このうち、
アップロードできる書類データの容量は
1データだけ&10MB以内のみ
で、
この容量に収まるようにデータを加工
それでも収まらない場合は
容量オーバー分の書類を追加提出
しなければなりませんでした。
追加提出が紙形式の場合は
当局まで足を運ぶor郵送の必要がある
アップロードの場合は
当局にステータス変更を依頼する必要がある
など、少し手間がかかるものでした。
この課題を受け、今年1月からは、
書類ファイルアップロードは複数OK
&
TOTAL容量は25MBまで拡大
しました。
データまとめや加工に苦慮していたユーザー
にとっては、
これだけの条件緩和で作業負担がかなり軽減
されますので、さらに便利になりますね。
※書類の追加提出は従来通り、
紙形式の提出、システム上追加アップロード
いずれも認められます。
<出入国在留管理庁:書類アップロード改修>

④一時保存機能が追加
②でご紹介した
VISA申請項目のインプットについては
これまで、
諸項目の入力内容を途中保存できない
ため、
ユーザーは申請を途中で中断が許されず
最後の申請項目までインプットを完了
しなければならない
という労力やプレッシャーがかかっていました。
この課題を受け、今年からは
申請項目インプット途中でも
一時保存ができる
ようになりました。
<出入国在留管理庁:入力の一時保存>

具体的な方法としては、
申請画面の下の部分にある
入力データ保存をクリック指定し
XML形式の入力中データを
いったんダウンロード
し、
申請作業を再開したいときは
入力中データをアップロードして
インプットを続けることができます。
<入力中データの保存&ダウンロード>

<入力中データアップロード>


⑤ユーザー向け機能が拡充
現在、
VISA申請オンラインシステムの利用可能者は、
- マイナンバーカードを保有する外国人本人
- 所属機関やその他(特定技能登録支援)機関職員
- 許可を受けた行政書士
- 許可を受けた弁護士
ですが、
これら各ユーザーの利用機能が拡充
されています。
外国人本人がシステムを利用する際には
申請用と届出用のIDをそれぞれ取得
する必要があり、
ユーザー認証プロセスとして
マイナンバーカード読み込みのために
カードリーダが必要
となっていましたが、
これらプロセスが緩和されます。
<出入国在留管理庁:本人利用プロセスの緩和>

また、関係機関職員に対しても
届出や報告プロセスのオンライン対応可能
申請担当者のID管理が緩和
利用有効期限が1年→3年に延長
など、利用範囲や条件が拡充されます。
<出入国在留管理庁:所属機関等職員利用条件の拡充>

⑥申請後確認機能がリニューアル
昨年までは、
オンライン申請内容を
後から簡単に確認することはできず、
申請最終確認画面をキャプチャする
などの原始的な選択肢
しかありませんでした。
これに対して新システムでは、
申請後に
インプット項目やアップロードした書類
の内容が確認できる
ようになります。
<出入国在留管理庁:申請内容レビュー機能強化>


【VISA申請のプロが回答!新システムQ&A】
今回の
VISA申請オンラインシステムの改修は
すでに昨年11月から告知され、
ユーザーマニュアルや注意事項は
昨年クリスマス前にリリースされたばかり
といった状況でしたが、
この時点で当事務所にも
関係機関の皆さまから
お問い合わせ、ご相談をいただいていました。
そこで今回、
関係機関さまからのお問い合わせを中心に
特に多くいただいたものを
Q&A形式でご紹介したいと思います。
是非、ご参考ください。
Q1. 新システムで申請できるのはお正月から?
A1. 2026年1月5日AM9時からです。
VISA申請オンラインシステムは
2025年12月28日23:30から
2026年1月5日8:59まで
にかけては、
システムリニューアル作業のため、
利用することができません。
そのため、
新システムでオンライン申請
できるのは、
リニューアル版が稼働する
2026年1月5日9:00から
となります。
ちなみに
オンライン申請は
VISA期限前日までおこなうことができます
が、
この年末年始にかぎっては、
システムリニューアルの影響で
大みそかやお正月には申請できません。
もし、この情報を把握してなく、
VISA期限が到来してしまった利用者は
オーバーステイ扱いとならないように
最寄りの出入国在留管理局に
すぐ事情を伝えて相談するようにしましょう。
Q2. 2025/12/28/23時時点で
従来システムで申請完了したけど、
正式に申請受付完了の通知がきていない。
どうしたらいいの?
A2. 2026/1/5時点で申請受理確認しましょう。
A1.で説明した通り、
この2025-2026年末年始で
システムリニューアル作業がおこなわれ
システムは使用できなくなるなか、
その寸前の段階で
申請データの送信を完了した場合、
申請受理番号が翌日以降に発行されず
2026年1月5日にまとめて送信されます。
そのため、
2026年1月5日以降に、
昨年中に送信した申請データが
システム画面上反映されているか
を確認し、
もし当該メールが受信できなかったら
最寄りの出入国在留管理局に相談
しましょう。
Q3. 過去申請データも新システムで確認できるの?
A3. 新システムでは過去申請データは閲覧できません。
VISA申請オンラインシステムは
この年末年始に大幅なシステムリニューアル
がおこなわれましたが、
残念ながら
2025年までの過去申請で
審査が完了したデータは引き継がれません。
そのため、
可能な限り
2025年までの過去申請データを
申請画面キャプチャや印刷などで
履歴として残しておく
ことをおすすめします。
もしも
こうした対応をやっていない、できない
という場合は
最寄りの当局に申請内容が照会できるか相談
してみてください。
一方、
2025年までの過去申請で
審査中のデータは新システムに引き継がれます。
新システム上の申込内容紹介画面で
確かめてみましょう。
Q4. スマートフォンでもオンライン申請できるんでしょ?
A4. 端末によってはできない場合があります。
VISA申請オンラインシステムの利用
にあたっては
JavaScript対応ブラウザ
などの環境条件があり、
スマートフォンやタブレットの一部の端末
においては
システム画面が正しく表示されない
おそれがあります。
この点、私としては、
パソコンで
GOOGLE CHROME(VER.72)
or
MICROSOFT EDGE
を立ち上げてのシステム利用
をおすすめします。
新システムの利用にあたっては、
事前に環境を整えておきましょう。
Q5. 弁護士だったらすぐオンライン申請使えるよね?
A5. 事前登録のうえ許可を得ることが必要です。
VISA申請オンラインシステムの利用
にあたっては、
私たち行政書士はもちろん、
弁護士や関係機関職員も
利用登録手続き
を事前におこなうことが必要です。
利用登録は、
指定書類を当局に提出のうえ許可を得る
ことが必要となり、
手続き時期によっては審査期間も長くなります
ので、
ご利用になりたい先生方、機関関係者
の皆さまは、お早めに手続きを進めましょう。
※利用登録手続きついては
以前のコラムでもご紹介していますので
ご参考ください。
Q6. オンラインでできない申請ってあるの?
A6. 一部VISAはオンライン申請対象外です。
今回のシステムリニューアルで
さらに便利になった
VISA申請オンラインシステムですが、
短期滞在VISA
告示外を中心とした特定活動VISA
外交・公用VISA
永住者VISA
の申請は、
従来システムと同様、利用できません。
利用可能な申請やVISAの種類については、
以前のコラムでもご紹介していますので、
合わせて参考にしてみてください。
Q7. 海外でもオンライン申請できるの?
A7. オンライン申請OKなのは日本国内だけです。
外国人や関係機関の皆さまから
出張や所要で海外に行ってしまう
などの理由で
海外からのオンライン申請はできるのか
とのお問い合わせをよくいただきますが、
VISA申請オンラインシステムは
海外アクセスできない仕様
となっています。
そのため、
出国して海外でシステム利用を試みても
ログインすらできません。
ちなみに、
日本国内にいたとしても
海外IPアドレスが設定されている場合は
ログインできません
ので、十分にご注意ください。
Q8. 旧システムでVISA申請してから
特例期間に入った。
書類の追加提出は新システムで提出できるの?
A8. 条件付きで新システムで追加提出OKです。
VISAの変更申請や更新申請中、
VISA期限が過ぎても
その期限から2か月間は在留が認められます。
これを、特例期間と呼びます。
昨年従来システムでVISA申請をし、
この特例期間に入っている間に
書類の追加提出をする必要がある場合でも
基本的に新システムで追加提出は認められます。
ただし、
同様のケースで申請者である外国人本人が申請
&
マイナンバーカード有効期限延長していない
場合は、
書類の追加提出は新システムでできず
紙形式でしなければならない
ですので、注意しましょう。
<出入国在留管理庁:特例期間中利用可能な新システム機能>

Q9. 登録支援機関なんだけど、
新システムでの書類提出で
なんか気を付けることってある?
A8. 追加された新書式をチェックしておきましょう。
新システムが稼働する
2026年1月5日9時以降は、
公益法人の職員
or
登録支援機関の職員
は、
定期報告の場合
&
新たな所属機関から
オンライン申請代行依頼を受けた場合
は、
これまで提出してきた資料に加えて、
利用者別誓約機関一覧表
を提出する必要がありますので、
事前にチェックしておきましょう。
<出入国在留管理庁:利用者別誓約機関一覧表>

ちなみに、
新システム登録者が所属機関職員にかぎっては、
オンラインで利用申出or定期報告をした
&
申込後に入力内容を修正する場合、
追加資料がない場合であったとしても
追加資料不要の記載ファイル
をアップロードしなければなりません。
Q10. VISAオンライン申請は
日本語が読めないといけないの?
A10. 外国語でもオンライン申請OKです。
在留申請オンラインシステムは
日本語の表示がデフォルトとなっていますが、
ほかにも、
英語
中国語(簡体字/繁体字)
韓国語
スペイン語
ベトナム語
タガログ語
の6言語で利用することもできます。
<上部のプルダウンから希望言語をセレクトOK!>


【さらに便利!オンライン申請を有効活用】
VISA申請がネットでできるようになってから
今年2026年で7年目、
手続きのデジタル化がますます進んでいます。
当局窓口に行ったり、紙書類で提出をせずとも
手続きが完結できるなか
今回新システムとしてリニューアルされ
申請外国人や関係機関にとって
利便性がさらにアップされることは、
間違いありません。
反面、
書類や入力不備があると受理や許可がされない
こともありますので、
通常申請と同様、
確実丁寧な申請をおこないましょう。
WIND行政書士事務所は、
VISAや申請において
年間3,000件を超えるお問い合わせをいただき
サポートしてきた各VISA申請の許可実績も
豊富にございます。
オンラインを含めたVISA申請や要件について
お困りごと、ご相談は、
是非お気軽にご連絡ください。
